結婚相談所を支援したい理由を、正直に書きます
執筆: マリッジワークス 運営者
このブログでは、いつもホームページやLINEなど、相談所の実務に役立つ話をお伝えしています。今回は一度だけ、その手前にある話をさせてください。なぜ、結婚相談所を支援する仕事をしているのか、という話です。
先に理由を言ってしまうと、私自身が、結婚相談所で出会った相手と結婚した元会員だからです。あのとき受け取ったものの大きさが、いまの仕事を選んだ理由のすべてです。
会員だったころ、仲人さんの何を見てきたのか
ひとことで言えば、人の人生の転機に、最後まで寄り添う姿です。
私はかつて、結婚相談所の会員として婚活をしていました。入会する前は、相談所のことを「出会いの場所」くらいにしか想像できていませんでした。けれど、会員として過ごした日々で見てきたのは、それだけではありませんでした。
お見合いの前には当日の流れを丁寧に確認してもらい、終わったあとには振り返りの連絡をいただきました。交際中に迷いや不安を抱えたときには、親身に話を聞いて励ましてもらいました。夜遅い時間にも、返信をくださることがありました。
紹介というより、伴走という言葉のほうが近い——会員だったころの私は、そう感じていました。結婚という人生の大きな転機を、途中で手放さずに最後まで支える仕事。それが、私が見てきた結婚相談所の姿です。
結婚して、何が変わったのか
いちばん変わったのは、日常に安心感が生まれたことです。
大きな出来事があったわけではありません。ただ、帰る場所があること。困ったことを一人で抱え込まなくていいこと。そんな当たり前のような毎日が、思っていたよりずっと、心を軽くしてくれています。
成婚を決めて相談所を退会するとき、仲人さんは自分のことのように喜んでくださいました。退会の手続きも、最後まで変わらず丁寧でした。あの姿は、いまでもよく覚えています。
一組の結婚の向こう側には、こうした毎日の変化があります。相談所の仕事は、お見合いを組んで終わりではないのだと思います。その先の暮らしまで変わっていく重みを、自分が当事者になって初めて知りました。
なぜ「つくる側」から支えようと思ったのか
私には仲人の仕事はできませんが、仲人さんの時間をつくるお手伝いならできる、と考えたからです。
私はふだん、ホームページや業務のしくみをつくる仕事をしています。会員だったころを思い返すと、仲人さんの仕事には、人にしかできないことと、しくみに任せられることが混ざっていました。会員さんの迷いに寄り添うのは、人にしかできません。一方で、日程の連絡や事務作業には、しくみで軽くできる余地があります。
事務作業が少し軽くなれば、そのぶん、会員さんと向き合う時間を増やせるかもしれません。私が受け取ったような伴走を、もっと多くの会員さんが受け取れるようになるかもしれません。そう考えたとき、この仕事は自分にとって、社会とつながるいちばん自然な道だと思えました。
人生の転機に伴走する仕事を、つくる側から支えていくこと。遠回りに見えるかもしれませんが、それが私なりの、社会への恩返しのつもりです。
この記事を読んでくださっているのが相談所を営む方なら、あなたの仕事の先にも、あのころの私のような会員さんがいるはずです。その仕事への心からの敬意を胸に、今日も机に向かっています。
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